こんにちは。株式会社フィックスポイントのよしだです。
今回は、2022年度の新入社員技術研修をご紹介します!
フィックスポイントでは、新入社員のエンジニアに対して全体を通し約2ヶ月間の研修が行われました。
研修の内容や体制などをご紹介しますので、フィックスポイントの新人教育に興味のある方は是非見てみてくださいね😊
研修の目的
最初に、2022年度の新入社員研修における目的について記載しておきます。
今回の新入社員研修では、「新人を、部署配属の時点で業務指導を受けられる状態にする」という目的が掲げられていました。
上記の目的を達成するため、新人技術研修チームでは下記の通り具体的な目標を定めました。
- 製品知識・顧客知識を取得する
- 製品知識は当然必須となるため
- 顧客知識も持っておくことにより、ユーザが求めていることを考慮し仕様設計を行うことができるため
- 開発フローと各開発プロセス(要件定義〜テスト)の意義を理解する
- 期日をもとに適切にスケジュールを計画し、遂行あるいは調整できるようにする
- 共通的な技術(Git)を使える
- バージョン管理を理解する
- 最低限 git add , git commit , git push 等の基本的なコマンドを使えるようにする
- 発展的な内容としてリリースフロー等の運用もサポートする
- 他社員との関係性を構築する
- 同期、他部署、同部署の先輩に困った時に質問できるような関係性を築く
- 教わる力を会得する
- 自力で調べる力、分からないことを整理して他人に聞く力を付ける
どれもエンジニアとして働くには必要なスキルであることがよく分かりますね。
それでは、これらの目標を達成するために行われた実際の研修内容に迫っていきましょう!
研修の流れ
研修は全体の流れとして以下の3ステップで行われました。
チュートリアル
最初のステップは、弊社製品 Kompira シリーズのチュートリアルを実施することでした。
各自が Kompira cloud に自身のスペースを作成し、各製品のマニュアルや社内資料を参考にしながら一通りの設定をしていきました。
また、Kompira Enterprise についても環境準備からジョブフローの作成までを行いました。
新入社員からは、「ドキュメント読むより、手を動かせたのでイメージがつきやすかった」といった感想が挙がっていました!
Kompira シリーズの詳細について興味が湧いた方は下記をご覧ください♪
連携課題
チュートリアルでの学習を活かし、Kompira AlertHub/Pigeon/Enterprise を組み合わせて提示された要件を満たすシステムを構築しました。
ざっくりとした要件は下記の通りです。
- 特定のフォーマットのメール、もしくは Webhook でアラートを受信し、アラート内容によって一次対応内容(架電、Slack 通知、Enterprise による疎通確認)を判断し実施条件に従って実行する
- 通知の種類は障害と回復がある
- 毎日23:45〜24:00の間はメンテナンスを行うため、その間に発生したアラートは静観する
- 監視対象のホストは、HostA、HostB、HostC の3台とする
詳細については割愛しますが、通知の内容や条件等が細かく設定されており取り組み応えのある内容だったようです。
新入社員からは、「製品毎のチュートリアルと連携課題の2段構えのため、製品への理解が深まって良かった」などの感想を聞くことができました😊
個人開発タスク
最後の課題は、個人にそれぞれ開発テーマを設定し基本的なプロセスに沿って開発を行う、というより実践的な内容でした。
今回の開発テーマの一覧がこちらです。
- 社員の出社状況がわかるシステム
- NW 機器設定自動定期バックアップ
- Kompira Sonar で社内の VM 等の構成管理
- 営業向けの VM 復旧ツール
- Kompira cloud スペース管理ツール
- カレンダー自動イベント登録
- 出社予定管理システム
パッと見ても分かるように、多種多様な課題を各自が選んで取り組んでいました🌟
ちなみに、これらの課題は全て社内のニーズから生まれたものになっています!
そのため、成果物は研修のために作って終わりではなく、その後も社内で活用されみんなの役に立つという開発者冥利に尽きる課題でもあります。
新入社員は開発の全体的な流れを勉強でき、既存社員にとっても非常にありがたい、という全方位的に得しかない内容です✨
開発の成果物としては、設計書・プログラム一式・テスト報告書・マニュアルの提出が求められます。
さらに、社内での成果発表会にてデモも含めたお披露目をしました!
発表会は大変な盛り上がりでしたので、少し様子をお見せしますね。
こちらは"出社予約管理システム"の発表があった際の Slack チャンネルです😊
特に頻繁に出社する管理部の方が喜んでいる様子が伝わりますね。
新入社員からも、下記のような嬉しい感想が挙がりました!
「Git での開発経験がなかったのでがなかったので不安だったが、GitHub のプロセスも体験できてよかった」
「趣味で書くコードと違って細かいコードレビューを受けるので、実用するにあたって考慮するべき点が分かるようになった」
研修の体制
さて、上記のような研修を実施するにあたってどのような体制が採られていたかをご紹介します。
弊社では、新入社員一人に先輩社員一人が付くメンター制度を採用しています。
基本的に年次の近い先輩社員が付くことになっており、課題に行き詰まった時はもちろん、社内的に分からないことがあった際にもサポートしてもらえるようになっています😌
不明点があった時に質問していい相手が決まっているのは安心感がありますよね。
メンターとメンティー同士が仲良くなってくると、こんなポップな会話も見受けられました😂
メンター制度以外でも、週次で各々の進捗報告回もやっていたため、フルリモートワークでも同期の様子を知ることができたようです。
また、以前にもご紹介した各自の Slack チャンネル(#times-name)も大いに活用されていました!
新入社員が詰まっている様子があると、メンター以外であってもその方面に明るい先輩社員が助け舟を出したり、ヒントを与えたりしている場面が多数ありました✨
最後に
今回は、2022年度の新入社員技術研修についてご紹介しました。
研修中の社内の雰囲気も含めて、どんな様子で新人教育が行われているのかイメージが湧きましたでしょうか?
今後、新入社員が勉強会にて発表する機会もあるかと思いますので、そちらの記事も楽しみに待っていてくださいね!
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